呼吸器内科 業務内容
人口の高齢化に伴い、呼吸器内科の役割はますます重要になっています。 特に呉地域は高齢化率25%を超え、将来の日本の姿を先取りしているといっても過言ではありません。 当院で得られた経験は必ずや呼吸器科医としての将来に役立つことでしょう。
呼吸器内科の活動

 ・気管支喘息の治療、患者教育

ステロイド吸入薬の導入により気管支喘息の診療は大きく進歩しました。その他、抗ア レルギー薬、気管支拡張薬、漢方薬によるコントロール。ピークフローメーター並びに 喘息手帳を利用した患者自己管理の指導を行っています。

 ・HOT(在宅酸素療法)、NIPPV(非侵襲的持続陽圧呼吸)装置による慢性呼吸不全患者の治療

人口の高齢化に伴い、慢性呼吸不全の患者さんも増加しています。肺気腫、結核後遺症、 塵肺等による慢性呼吸不全の患者さんに対する、入院による機器導入の指導、呼吸リハ ビリテーション等を行っています。

 ・閉塞型睡眠時無呼吸症候群(OSAS)の診断、治療

ポリソムノグラフィーによる診断から、nasalCPAPや歯科によるマウスピース作成、耳 鼻咽喉科による手術治療までの一貫した診療を行っています。

 ・肺癌の診断、治療

気管支鏡、胸部CT等による診断から、胸部外科医、放射線科医を交えたカンファレンス を行い、日本肺癌学会ガイドラインに準拠した治療(全身化学療法、放射線化学療法、手 術、集学的治療など)を行っております。また、進行癌に対する緩和医療も積極的に行っ ています。

 ・びまん性肺疾患の診断、治療

間質性肺炎、びまん性汎細気管支炎、過敏性肺炎、薬剤性肺炎、好酸球性肺炎等のびまん 性肺疾患に対し、CT,気管支鏡検査等にて診断します。ステロイド治療(パルス療法も含 む)や免疫抑制剤を利用した治療を行っています。

 ・肺結核の診療

肺結核の診療は呼吸器科医にとって避けては通れません。当院は呉地域唯一の肺結核診療 施設です。

 ・職業性肺疾患の診断、治療

呉地域は昔より造船業が盛んであり、石綿関連肺疾患の多い地域です。塵肺症(珪肺、石 綿肺など)、胸膜プラーク、悪性胸膜中皮腫などの診断、治療を行っております。石綿健 康手帳の申請、労災認定の申請など福祉実務に関する経験もつめます。

 ・禁煙指導

平成20年度より禁煙治療の施設基準を満たし、禁煙外来を開始しております。

 ・呼吸器感染症の診療

耐性菌の出現や高齢者誤嚥性肺炎など、感染症診療は呼吸器科の重要な分野です。豊富な 症例の中にレジオネラ肺炎や肺真菌症、敗血症性肺塞栓症などの比較的少ない疾患をみる こともあります。

毎週金曜日の夕方より、呼吸器内科医、胸部外科医、放射線科医、看護師、薬剤師らにて呼吸器 カンファレンスを行っております。和やかな中にも、活発な議論を行っており、レジデントの先 生方にもわかりやすく勉強になると好評です。